空手道では白帯から黒帯に至るまでの級位制度があり、昇級審査を通して上位の級へと認定、昇級(ステップアップ)していき技量の上達を認定します。

ここでは、道場内外で行われる昇級審査について説明しています。

空手道免状

神出道場内での審査

神出道場内での昇級・昇段審査につきましては、前提として、落とす審査ではなく合格してもらうステップアップの審査であると考えています。

審査の在り方については特に子供たちには伝えてはいませんが、審査の合格に向けてどのような努力をするのかを一人一人に考えてもらい実行してもらうことを念頭に、取り組んだことへの承認とこれからの向上意欲の芽生えを支援できるような審査の運営を行っています。

・級が上がった喜びを感じてもらう。(承認の実感)
・できることが増えているのを実感してもらう。(上達の実感)
・級を認めてもらって次のステップへのモチベーションを上げていく(向上心を引き出す)

級位・段位の階級について

少年(小学生・中学生)において級位及び段位の階級は以下の通りとします。

級位では10級から1級までの「13階級」、段位では少年初段から少年二段までの「2階級」を認めています。

10級
9級
8級
7級
6級
5級
4級
準3級
3級
準2級
2級
準1級
1級

少年初段
少年2段

※前所属会派の流れのまま3級受審より準3級・準2級・準1級が設けられています。

飛び級について

基本的には審査を通して1段階ずつ昇級(ステップアップ)をしていきますが、上達具合を見て2段階の昇級「飛び級」も認めています。

審査内容は級ごとにできておいてほしいものがカリキュラム的に組み込まれていますので基本的には飛び級をするよりも1段階ずつ級位があがっていく方が理想的ではあります。

審査内容について

審査内容は各個人に通達していますがこちらに貼っておきます。

審査内容には基本動作からはじまり、通常競技で用いる形だけではない会派の流れを汲む形も含まれており、競技性の上で秤にかけられる大会・試合とも評価は異なります
特に、普段の稽古の基本動作等が行えているかは重要となります。

道場外での審査

道場だけでなく空手道に携わる方にオープンな形で認識される級位、段位の認定として全日本空手道連盟が認める「公認級位」と「公認段位」があります。

公認級位と公認段位取得に関して以下に紹介していこうと思います。

公認級位について

全日本空手道連盟が認定する級位であり、兵庫県では兵庫県空手道連盟が春と秋の年2回主催する公認級位審査会で合格する。もしくは、認められた資格審査員の申請で級位が認定されます。

※神出空手道サークルでは道場での級位1級取得の段階で公認級位1級の申請を行います。

公認段位・少年段位について

全日本空手道連盟が認定する段位であり、兵庫県では兵庫県空手道連盟が春と秋の年2回主催する公認段位審査会で各段位に合格することで公認段位初段から三段(義務教育を修了していない15歳未満は少年初段、少年二段)までが認定されます。

※公認段位を受験する際には公認級位1級の認定が必要です。

少年初段の場合、取得後、義務教育を修了した満15歳以上の段階で一般の公認段位に移行が可能となっています。

神出空手道サークルでは、中学生あたりを目安に公認段位にチャレンジができるようにと考えています。日ごろの稽古からぜひ黒帯取得を目指して頑張りましょう!